日本には、日本画と言う絵画の分野がありますね。
床の間がない家もすでに多いので、家に掛け軸がかけてある家というのも少なくなっているのではないでしょうか。
しかし、とてもミニマルで季節を感じる素敵な日本の伝統文化です。
今回は、そんな先人たちの描いた動物や風景の掛け軸をみながら水墨画に挑戦です!
元々掛け軸という文化は中国から伝来されました。
主にお坊さんたちから伝わったと言われています。
私たち日本人は元々ある物に工夫を加えて進化させるのが得ですね。
その性質のおかげか、日本での掛け軸のモチーフはまた独特なエッセンスも入り、面白いものが沢山あります。
江戸時代に活躍した絵師、伊藤若冲と言えば、今旬な絵師のひとりではないでしょうか。
彼は庭に200羽もの鶏と暮らしていたらしいですよ!
アメリカのコレクター、ジョー・プライス氏のコレクションが有名です。
伊藤若冲と同じ時代には、たくさんの個性豊かな才能あふれる絵師たちが活躍していました。
そんな絵師たちの絵も見ながら、模写をしてみました。
こちらはどの絵師の模写かな...?
これは長澤芦雪かな?
コロコロとした子犬の雰囲気が良く伝わってきますね。
雪もちらちらと舞っています
こちらは、日本画の手法の1つ「垂らし込み」を上手につかって、朧月が表現されています。
牛の描写を筆だけで上手く表現していますね!
どっしりしたガマガエルは鳴き声まで聞こえてきそうな迫力!
上を向いている表情がとてもユニークです
こちらは、筆をコントロールして線の強弱をつけています。
飛んでいる鷺の勢いが出ていますね。
カラフルな作品もあります!
お月見をしているウサギの様子がよく伝わってきますね。
もしかしてホームシックなのかな?
書道以外で筆を使うのは、初めてという子もいて、はじめのうちは中々コントロールが難しそうでした。
鉛筆の持ち方とは違う事、線を引くというのは、手首だけではなく、腕も上手く使うという事、こんな事が感覚的に理解できれば、絵を描く幅もまた一段とひろがりますね。
いろんな手法を学ぶことで、表現の幅も広がるので、更に絵を描く事が楽しくなります!
そして、また機会を作って、日本の文化も学んでいきましょう。
EH