詩の朗読を聞いて印象に残った世界をスチレン版画で描いてみる事に挑戦しました
言葉だけ聞いて子二人はどんな世界を想像するでしょう


『スチレン版画』とは
スチレンボードに身近な道具を使って凹み跡を付けて版を作り、インクを塗って紙に刷ります
スチレンボードは柔らかいので幼児のお子様もチャレンジできますよ

『版画』には浮世絵・エッチング リトグラフ・シルクスクリーンと種類があります
版の加工、材質により種類が変わります

まずは練習

石やペットボトルの蓋で付けた跡の模様の面白さを発見したり、
版をすると絵が反対になることを体験します
今回読んだ詩は
金子みすずの「星とたんぽぽ」
星とたんぽぽ
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
―金子みすず詩集より

この詩はもうすぐ春が来ることを瓦の隙間で静かに待っているたんぽぽと、夜を待つ昼の星の

二人は詩のどこに印象を受けたでしょうか

高層マンションの多い佃も瓦屋根のお家を見つけました

「瓦のすき間って屋根の上って事だねー」って外で観察

原画を制作
色もたくさん使うようです


先のとがった棒で下書きに沿って凹みの線を引いていきます
お!建物がたくさん建っているのが見えますね



版に色を付けていきましょう
版画は何枚も刷って一番きれいに色の出た作品を選びます
模様はきれいに刷れるかな?

弟君の作品
黄色いたんぽぽが、建物の間で静かに咲いていますね
色と構成が大人

版画用インクでシャープな印象に刷り上げました

お姉ちゃんの作品
昼間の星空を表現しました

昼だから明るい色をたくさん使いましたよ

そして綿毛がふわふわっと風に乗って飛んでいきます
水彩絵の具で刷りました。色同士がにじみ、優しい春が表現できました
二人ともインク・水彩絵の具両方で刷り、自分の作品にはどちらが合っているかを
選びました。自分の絵をどう見せたいのかちゃんと考えていますね

感心

言葉だけでも情景を創造することができました
一つの詩からそれぞれ心残るにシーンは違い画風も違い
個々の良さが十分発揮出来た作品だと感じました。
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