漫画はいつ頃生まれたか、知っていますか?
日本最古の漫画は平安時代の「鳥獣戯画」とも言われています。
江戸時代の「浮世絵」も、風刺的な絵を描いたという点で漫画の原点であり、
印刷文化が発達したことによって大衆に広まりました。
中でも葛飾北斎の「北斎漫画」は有名です。
もともとは、北斎の弟子たちに指導をするため、
お手本を図示した「絵手本」を作っていたのですが、
それが発展して漫画となりました。
時間の経過を感じさせるコマ割りの展開、物語性、
滑稽な登場人物、北斎のユーモアが詰まった作品です。
この時代の漫画は、セリフが書かれていませんが、
絵だけでその状況の面白さが伝わってきます。
そこで、今回はこの江戸時代の漫画に習い、
セリフのない漫画を描くことに挑戦しました

起承転結のあるショートストーリーを考えます。
例えば・・・
居眠りをしているおじさん。
美味しそうに食べている夢を見ています。
寝ぼけながら目の前に置いてあるロウソクを食べてしまい・・・
車を消しゴムで消していたら、車が消えてしまった!
では、自分を消しゴムで消したら・・・
今度は自分の姿が消えちゃった!
木になっている栗をうまく弓矢で射れたと思ったら・・・
自分の頭に落ちてきた!
などなど、見る人が納得できるような物語を作ることは
案外難しく、みんな何度も推敲を重ねながら、
悩みながら作りました。
漫画は日本が世界に誇る文化の一つでもあります。
未来の漫画家の才能を発掘できたでしょうか。