小学生は、白い物を集めて鉛筆デッサンに取り組みました
白いものばかりですが、それぞれの形態はさまざまです
球体の石膏、ティーカップ、発泡スチロール、ビニールテープ、
透明のソープ容器
さあこれから描くモチーフをじっくりと眺めてみましょう
白い石膏以外は、どこにでもある日用品ですが、
椅子の前にイーゼルを立て、スケッチブックを置き
テーブルに敷かれた白い布の上に置かれた白いモチーフをじっと眺めていると
一つひとつが静かにたたずんでいて、なんだか不思議な存在感を放っているかのようです
「スケール」という道具を使って、スケッチブックの中に
モチーフをどのように入れるか考えます
モチーフを配置するのは
「構図」といい、描く前に考えるとても大切なステップの一つです
一つひとつは比較するとどのくらいの大きさかな?
鉛筆もカッターで削り、練消しゴムとプラスチック消しゴムを
使い分けながら描きます
何度も描き足したり消したりの作業が続くので
あまり最初から強い線で描きすぎないようにしましょう
自分の手だけで道具を使わずに
でこぼこのない完璧な球体を描くのってとても難しいということに気づいたね
丸いもの、円柱の物、立方体、楕円形、
小学生も時折シンプルなモチーフを描くことで
遠近法を知るきっかけになればいいな、と思っています。
また、ものをよく「見る」ということは「描く」視点でみると
どのように見えてくるのか、真っ白な紙の上で自分の手を動かし
何度も試すことで普段と違った視点が発見できたら面白いですね。
いつものワイワイと賑やかなアトリエとは思えないほど、
描いていた時間はみんなとても集中していて、小さな画家さん達の
アトリエに入り込んだかのような時間でした
ぜひまた挑戦してみましょう
Y.N