みなさんは、果物、と聞いて思い浮かべるものは何ですか?
子ども達に聞いてみると、
はじめに「りんご」という単語が出てくるように思います
リンゴ、ミカン、ブドウ、ナシ、いちご・・・・などなど
果物の代名詞とも言ってよいほど身近なリンゴ
小学生のお兄さんお姉さんには、そんなみんなにとっての身近な果物を
よ~く見てもらう時間をとってもらい、普段見ているリンゴが
果たして「本当に良く見ているのか」という問いかけのような課題に取り組んでもらうことにしました
とはいっても、普段から良く見ているリンゴを
「今日はリンゴをじっくり見ながらデッサンしようね〜
」と、
講師がウキウキしながら話すと、
「えーーーどうしてそんなにじっくりみなくちゃいけないの〜〜
」
と戸惑いの声が聞かれたのも事実・・・
たしかに、絵を描く人にとってはリンゴは最初に取り組むモチーフの課題であることが多いため
当たり前と言っても良いオーソドックスな基礎課題ですが、
子どもたちにとってはリンゴをじっと見続けることは、
「いったいなぜそんな退屈なことをしなければいけないの?」
という素直な感想になるのもうなずけます。
360度じっくりとリンゴをよく見て描いた後は、
みんなが大好きな粘土もしようよ!
と伝えると、普段から粘土が大好きな子供たちは、
喜んでデッサンにも取り組んでくれました
普段から手を動かすことで何かを感じ取ったり気付きを得たり、
ということが当たり前になりつつあるのだな、ととても嬉しくなりました
鉛筆デッサンで光と影を丁寧に拾いながら描きます。
リンゴの色味をモノトーンでどのように表したらよいかな?
そしてリンゴを触ったり、においをかいだり、味わったりした後は
粘土でそっくりに形作ってみましょう
並べてみると、白い粘土だけでも不思議な存在感を放つリンゴ
リンゴは丸い?
リンゴはどこが膨らんで、どのくらいの深さでへこんでいる部分がある?
リンゴの軸はどんな形?
次は、そっくりな色を塗ってみよう
リンゴの色って果たして本当に赤なのかな?
実際に赤を塗ってみると、
一色だけの赤だけでは本当のリンゴの色には遠く及ばない、ということに
気づいた子ども達
それに「赤」と言っても、黄色に近い赤、茶色に近い赤、オレンジに近い赤、
青や緑に近い赤、など色々な赤があります。
下地に緑を塗ったり、きいろをぬったり、いろいろと試行錯誤をしてみます
失敗しても、全然気にしないで大丈夫。
何度も何度も塗り重ねたり、逆に描いた色を拭き取ったりしていくことで、
だんだんと理想とする色に近づいていくよ。
最初からこうだ!という正解を求めず、自分の手を動かしながら、自分の目で見ながら、
自分にとっての正解を求めていくのがアートの面白いところでしょうか。
そうして出来上がったみんなにとっての「リンゴ」
さあ、どれが本物のリンゴでしょう
(一つだけ、本物のリンゴが混じっています)
(リンゴの上にレモンが乗ったユニークなリンゴもありますね
)
一つひとつが色も形も不ぞろいの面白いリンゴ
これからも身近な物から新しい発見をし、真っ新な目で見て、
試行錯誤しながら堂々と表していってくださいね
Y.N
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