アトリエでは先月よりアンリ・マティスのリトグラフを展示しました
Henri Matisse (1869−1954)
フランス北東部生まれ
はじめ法律の勉強をフランスはパリでしていましたが、
病気の療養中にアートの道に進むことを決意します
20歳のころ、母親から絵具箱を与えられました。
この時からアーティストとしての道のりが始まったのでしょうか
マティスは、「フォーブ(野獣)」といわれる激しい色彩の作風で
知られています。
フランスでは今でも最も人気のある画家のうちの一人です。
油絵やドローイングを見ると、荒々しい筆使いと大胆な色使い、
単純化した形や力強い線が美しく調和し一目見ると忘れられない印象を残します 

’顔を傾けるナディア’/ Nadia au visage penche(1948)
マティスさんは、どんな人で、どんなアトリエで創作していたのかな?
みんなで調べてみました
「フランスってどこにあるの?」
「他にはどんな作品をつくっていたのかな?」
「この作品は、’The Sorrows of the King’ みんなどんな風にみえるかな〜〜?」
「うたうたってるひと? 喜んでるよ!」
「馬や楽器がいるんじゃない?」
‘Mimosa'(1949-51)
こちらは、’ミモザ’
ミモザという黄色い花が咲く植物かな?
実際にミモザの花がドライであったので、みんなで比べてみました
「全然似てないねえ〜!」
「どうしてかな?」
「海藻に見えるよ!」
「手じゃない?}
色々な意見がでました 

絵をみて思ったことや感じたことを自由にお話してみましょう
自分とは違ったお友達の意見や感じ方もとても面白いですね

マティスは、
’グリーンに塗るときそれは草を意味してはいない、ブルーで塗るときそれは空を表してはいない’
と言いました。
マティスが表現する「色」は、形を生み出し、空気をかえ、私たちの心の中にある
不思議な感情を呼び起こします
そしてマティスは、現実に見たものをただそのまま再現し、見たままに表現するのではなく、
純粋な心の色を表すことによって、自分や作品を見る人が現実から解放されるような
自由で清々しい気持ちになることを心から望んでいたのではないでしょうか 

私たちもゆっくりと心を落ち着かせて、マティスのように自分の心の赴くままに手を動かして創作してみましょう
Y.N