2018年02月13日

植物画の世界

1月のKIDSクラス第一回目の課題は、「植物を描く」とし、

アトリエは花でいっぱいの華やかな雰囲気に包まれました

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1月は、暦の上では春とはいえ大雪の予報もあり、本当に寒い毎日でしたが、






春を予感させる植物の生命力や色彩に元気をもらいながらの制作となりましたわーい(嬉しい顔)




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みんなにはたくさんの種類からそれぞれ好きなものをピックアップしてもらい、


描きたいものを大小様々な形状の花瓶や鉢に生け直してもらいます










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すぐに描き始めるのではなく、遠目で眺めながら、描きたい植物の姿に近づくよう

じっくりとイメージを膨らせます




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「どんなふうに描こうかな」





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普段よく見慣れた花でも近くから見ると茎や葉っぱの付き方、
花びらのカーブやムーブメントに
それぞれ特徴があることに気づくでしょう







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鉛筆デッサンの上から透明水彩の絵の具の特性であるにじみやぼかしを
生かしながら描きます









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横向きの角度をよく観察し、デリケートな色彩で描かれました







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花瓶いっぱいに入ったバラの花びらの細かな重なりを意識しながら
描きました。華やかな色彩でパステルのマチエールを作りました






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幼児の子ども達はクレヨンで力強く


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デスク上に落ちた影の面白さに気づき、その影をなぞって描いたら

大変ユニークな構図になりました








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背景の筆の線描とラウンド型の花の対比が面白い効果を生み出しています








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余白部分の空間使いが静謐な雰囲気となり
ポエティックな絵に仕上がりました








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力強い筆のストロークと空想の中の風景も織り交ぜており
イメージが膨らみ、ずっと眺めていたくなりますね














植物は科学史の中でも生物学、歴史学、文化史の発展と常に共にあり、


いつの世にあっても人々の興味がつきることはありません



芸術史の中で西洋画における花は、風景画や人物画、


とりわけ静物画の発展と共に様々な姿で描かれてきました





生命の誕生や幻想的な夢の世界、希望や愛の象徴で描かれることも多くありますが



ただ眺めて美しい、という存在として描かれるだけではなく



時に死の象徴であったり、人間の持つ欲望や醜さ、または虚栄心を表す象徴であったりもしました




一方でそうした人間の感情や生物としての役割は全く無視するかのように



単なるひとつの形態としての画家の冷徹なまでの眼差しで組み合わされて



絵画の画面構成の一つの要素であるだけかもしれません




絵画の世界で描かれる植物や花は興味深い重要なモチーフであることに



いつの時代も変わることはないのでしょう







同じ種類の花を描いても一人ひとり全く違う表現になったことがとても面白く感じました


絵として眺めてみても、人はそれぞれ多様なものの見方があるのだと改めて感じた課題となりましたわーい(嬉しい顔)








今年一年、ぜひ多様な花を大きく咲かせていってくださいexclamation





Y.N













posted by TAS at 23:54| Comment(0) | 絵画